遺品の寄付・寄贈
公益財団法人おおいた共創基金様から封筒が届きました。
「寄付金受領証明書」です。
少し前に当店でお手伝いさせて頂いた遺品整理の現場から、1円・5円・10円玉がたくさん詰まったお菓子缶を発見しました。
ご依頼者様に確認して頂いたところ、ご厚意で「もらってください」と言われました。
小銭って、なかなか扱いが難しいものになりましたね…。
遺品整理の現場では故人の方が小銭を集めて部屋に置いておいたり、たまにお札の束が封筒にまとまって入ったまま部屋の中に隠してあったりと、お金を発見する機会が多くあります。
見つかり次第、ご依頼者・ご遺族の方にお渡しして確認して頂きますが、たくさんの小銭をお渡しすると「うーん、どうしよう…」と少し困ったような反応をされたりします。
紙幣に変えようにも、最近はいろんな銀行で両替手数料が値上がりして、じゃあ口座に入れようと思っても、やっぱり手数料が引かれる場合が多いです。
去年あたりにテレビなんかでも話題になってましたよね、神社のお賽銭問題とか。
で、そういった事情でせっかくご厚意で頂いたお菓子缶の貯金箱ですが、もともとは故人の方が集めていたお金ですので、このまま僕のお小遣いにするのも…ということで、「じゃあ募金にしましょう」提案し、つい数日前におおいた共創基金様の事務局の方へお伺いしました。
コンビニやスーパーなんかのレジ前に募金箱はよく見かけますが、さすがにたくさんあるので一度にこの量は迷惑なんじゃ…と思い、事前に直接お渡ししても良いかどうかを電話にてお聞きしましたところ、「大丈夫ですよ、ありがとうございます!」とお返事を頂いたので、すぐにお菓子缶を持って事務局へ。
場所はジェイリーススタジオの近くでした。
ただ先ほど記述したとおり、ほんとに小銭だけでしたので、どうなのかなぁと思いつつ…(ニュースなんかでも募金団体が小銭の扱いに困っているとよく報道してたので)お渡ししたところ、とても喜んでくださって安心しました。
その時の受領証が本日郵送で届きました、総額1,000円ほどです。
ご依頼者様にお電話で報告すると、「こういう事もしてくれるんですね」とすごく喜んで頂けました。
今回募金させて頂いためじろんがマークのおおいた共創基金様は大分県内の地域課題対策に取り組むボランティア団体やコミュニティ団体の活動をサポートするための公益財団法人となりますが、この他にもさまざまな寄付先があります。
たとえばユニセフや赤十字・赤い羽根共同募金・あしなが育英会などがありますね、それぞれ違った理念に基づいて活動している団体です。
当店では基本的にこういったご依頼者からのご厚意で預かった故人の方の集めていた金銭類に関しましては、積極的に寄付・募金をお勧めいたします。
寄付先のご指定がある際にはお申し出頂ければその通りに致します。
ただ、団体や法人によっては、例えば1口あたりの金額が指定されていたり、直接の持ち込みが出来ないなどの場合もありますので、ご了承ください。