遺品整理は、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかる作業です。そのため遺品整理がつらく、作業を進められないという人も少なくありません。そこで本記事では、遺産整理がつらいと感じる理由と対処法を解説します。

この記事を読むための時間：3分

遺品整理がつらいと感じる理由

遺品整理がつらいと感じる主な理由には、以下の3つが挙げられます。

• 精神的なショックから立ち直れていない
• 遺品が大量にあり整理が終わらない
• 期限が迫っており時間がない

作業が進まず困っているのであれば、まずは原因を特定して解決法を探って行きましょう。

精神的なショックから立ち直れていない

大切な人を失ったという精神的なショックは大きく、立ち直るまでに長い時間を要するものです。遺品を前にすると故人との思い出が蘇り、遺品整理が進まない場合もあります。無理に作業を進めようとすると、さらにつらくなってしまうでしょう。

遺品が大量にあり整理が終わらない

遺品は、家具家電のほか、手紙や写真、衣類やアクセサリーなど多岐にわたります。遺品が大量にあると処分方法に迷ったり、処分の手続きに手こずったりして、時間と手間がかかります。その煩雑さから、遺品整理がつらいと感じる人も少なくありません。

期限が迫っており時間がない

故人が賃貸物件に住んでいたり、遺産相続にあたり住居を売却したりする場合は、遺品整理をする期間が限られます。仕事や家事で自由にできる時間が少ない、遺品整理に割く時間も短くなり、期限が迫るにつれてつらさも増してしまいます。

遺品整理がつらい時の対処法

遺品整理がつらいと感じる場合の対処法は以下の5つです。

• 悲しい気持ちに向き合い気持ちを整理する
• 親族が集まるタイミングで始める
• 処分に迷うものは保留にして作業を進める
• 遺品に対する意識を変える
• 専門業者に依頼する

それぞれ解説していきます。

悲しい気持ちに向き合い気持ちを整理する

気持ちの整理ができていない状態では、遺品整理をしようとしても、悲しみから思うように作業を進めることができません。遺品に触れるたびに悲しい気持ちになる場合は、心がまだ落ち着いていない状態です。感情を無理に抑え込まず、一旦作業から離れて自分の気持ちに向き合い、気持ちの整理から始めましょう。

親族が集まるタイミングで始める

遺品が多かったり、大型の家具家電があったりして遺品整理が辛い場合は、四十九日や一周忌など、親族が集まるタイミングで始めると良いでしょう。親族と相談しながら作業できるので、遺品の分配や処分もスムーズに行えます。

処分に迷うものは保留にして作業を進める

形見分けできそうな品や、処分方法が分からないものなど、処分に迷うものがある度に迷っていると作業が進みません。また、焦って判断すると思い出の品を残せなかったり、貴重品を処分してしまったりと後悔につながることもあります。迷うものはその場で判断しようとせず一旦保留にして、とにかく作業を進めましょう。

遺品に対する意識を変える

遺品整理をしていると故人の思い出が蘇り、なかなか処分できないことがあります。しかし、全ての遺品を保管するのは困難です。処分に抵抗がある場合は、「処分するのではなく、供養する」と考えを切り替えてみましょう。

専門業者に依頼する

遺品整理がつらく作業を進められない場合は、遺品整理の専門業者を検討してみましょう。専門業者に依頼すれば、全ての作業を一任できるので、精神的、肉体的な負担がかかりません。また、遺品の処分方法や取り扱いについて、適切なアドバイスを受けることもできます。

遺品整理がつらい時は原因に合わせた方法で対処しましょう

遺品整理がつらいと感じる主な理由には、精神的なショックから立ち直れていない、遺品が多すぎる、整理の期限が迫っていることが考えられます。それぞれ対処法が異なるので、作業が進まない場合、まずは原因を特定することが大切です。また、対処法を試してもつらさが拭えない時は、専門業者へ依頼することをおすすめします。