遺品整理を自分でやるメリット・デメリットは?作業時の注意点も紹介
家族や近しい人が亡くなったときに行う「遺品整理」。業者に依頼する人も年々増えてきていますが、もちろん自分で行うことも可能です。そこで本記事では、遺品整理を自分でやるメリットとデメリットについて解説します。作業時の注意点も紹介するので、自分でやるべきかお悩みの方はぜひご覧ください。
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遺品整理を自分でやるメリット
遺品整理を自分でやるメリットは下記の3点です。
- 故人との思い出を振り返る時間が持てる
- 費用を抑えられる
- 自分のペースで進められる
それぞれ解説していきます。
故人との思い出を振り返る時間が持てる
故人の大切なものを1つ1つ処分していく中で、生前の思い出が蘇り心温まる時間を過ごすことができます。辛い気持ちになることもあるかもしれませんが、愛用していたものや本人の筆跡、写真などをじっくりと見ることで、亡くなった方とのつながりや感謝の気持ちを再確認できるはずです。
費用を抑えられる
遺品整理の業者に依頼した場合、それなりの費用がかかるものです。遺品整理に時間と手間をかけられるのであれば、自分で行うことで出費を抑えることができます。
自分のペースで進められる
遺品整理業者に依頼した場合、業者と約束したスケジュールに合わせて進めなければなりません。自分で行う場合は、スケジュールや時間に縛られることがないため、精神的にも余裕を持って進めることができます。
遺品整理を自分でやるデメリット
遺品整理を自分で行うデメリットは下記の4点です。
- 時間と労力がかかる
- 精神的な負担が大きい
- 適切な処分が難しい場合がある
- トラブルに発展することがある
それぞれ解説していきます。
時間と労力がかかる
遺品整理を行うには、思った以上に時間と労力がかかります。特に、故人の自宅と距離が離れている場合や大量の遺品がある場合、1人で作業を進めるのは大変です。遺品整理を進めるのが難しいと感じた場合には、家族や親戚に協力を依頼するか専門業者に相談しましょう。
精神的な負担が大きい
遺品整理に取り掛かる段階で、まだ故人の死を受け入れられていないと、精神的な負担が大きくなることがあります。故人の思い出の品に触れることで感情が揺さぶられ、ストレスを感じてしまうことがあるでしょう。
遺品整理を自分でやる場合、スケジュールや時間に縛られることがありません。精神的な負担を感じることでなかなか進められず「気がつけば長いこと放置していた」ということも少なくないため、注意してください。
適切な処分が難しい場合がある
遺品の中には、大型家具や家電製品、粗大ゴミなどの、普段捨て慣れていないものも含まれています。不燃ゴミや金属ゴミ等は収集日も少なく設定されている地域が多いため、ゴミ出しが難しいこともあるでしょう。また、遺品の中に価値の高いものや捨ててはいけないものが含まれていることもあり、知識がないと誤って処分してしまう可能性もあるため注意しましょう。
トラブルに発展することがある
遺品整理を行う際に、遺族間で遺品の分配や処分方法についての意見が一致しない場合は要注意です。遺言書やエンディングノートがなく故人の意向が明確にされていない場合、遺産相続の争いに発展するケースも少なくありません。
遺品整理を自分でやる際の注意点
遺品整理を自分で行う場合、1人ではなく家族や親族と協力して進めましょう。数名で整理を行うとスピーディーに進められるだけでなく、遺品の処分や取り扱いについて適切な判断ができるというメリットがあります。
遺品整理を事業者に依頼するのはあり?
遺品整理を自分で行うと、故人との思い出を振り返る時間をゆっくりと確保できたり、費用を節約できたりする一方で、精神・肉体的な負担が大きくなるものです。遺品整理業者はもちろんその道のプロであり、豊富な知識と経験を持っています。遺族の気持ちに寄り添いながらスムーズに作業を進めてくれるため、ストレスを感じることなく遺品整理を終えることができます。
遺品整理をできるだけ早く終わらせたい場合や時間に余裕がない場合、心の負担を軽減したい場合などは、ぜひ遺品整理業者に相談してみましょう。
遺品整理は業者に任せるとスムーズに進む
本記事では、遺品整理を自分でやるメリットとデメリットをそれぞれ紹介しました。遺品整理を自分で行うと、自分のペースで行えてさらに費用を抑えることができます。しかし、作業にかかる時間や労力のことを考慮すると、自分自身で進めるのは現実的でない場合も少なくありません。本記事の内容をぜひ参考にしていただき、ご自身の状況に合わせたベストな選択をしてみてください。