遺品整理で出てきた大量の遺品は、売却することで処分の手間が省けます。ある程度の金額になれば、相続人同士で分配することも可能です。また、遺品の処分に抵抗がある場合も、次の所有者に使われると考えることで、スムーズに進めることができるでしょう。本記事では、価値が付きやすく売れるものと、高く売るコツを紹介します。

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遺品整理で価値が付きやすいもの10選

遺品整理で見つかるものの中で、価値が付きやすく売れる可能性の高い、以下10個のアイテムを紹介します。

• 貴金属
• 腕時計
• カメラ
• ビンテージウイスキー・ブランデー
• 着物
• 骨董品・美術品
• ゴルフ用品
• フィギュア・プラモデル
• 絶版の本
• ブランド品

貴金属

金や銀、プラチナなどの貴金属は、高価買取が期待できます。故人が残したアクセサリーのうち、デザインの好みやサイズが合わないものは、装飾品として使えないため、売却することをおすすめします。

腕時計

高級ブランドの腕時計は高値で取引されるため、形見として使用する予定がなければ売却しましょう。

カメラ

一眼レフや、高級デジタルカメラは、人気のモデルのものは数十万円を超えることも少なくありません。カメラ本体以外にも、レンズや三脚などのパーツも高値で取引されることがあります。

ビンテージウイスキー・ブランデー

故人がお酒好きだった場合、保管していたウイスキーやブランデーなどのお酒に高値が付く可能性があります。

着物

着物も高値が付く可能性がある遺品のひとつですが、高級品でなかったり、証紙がなかったりするものは大した価値が付かない場合があります。しかし、比較的安価な着物でも、量が多ければある程度の値段になるケースもあるため、遺品整理で大量の着物が出てきた場合は、まとめて買取査定に出すことをおすすめします。

骨董品・美術品

壷や花瓶、茶道具、掛け軸、絵画などの骨董品や美術品も、価値が付く可能性があります。価値があるものでも、傷や汚れが査定額に影響するため、遺品整理の際に骨董品や美術品が見つかった場合は、取り扱いに注意しましょう。

ゴルフ用品

ゴルフ用品は元々が高価なものが多いため、買取価格も高額になりがちです。しかし、ゴルフ用品の売値は1年で約40%下がると言われています。そのため、遺品整理でゴルフ用品が発見された場合は、早めに査定に出しましょう。

フィギュア・プラモデル

フィギュアやプラモデル、模型などのコレクション品は、希少性のあるものは思わぬ高値が付くケースがあります。そのため、価値がいまいち分からないものは、処分せずに専門の業者に査定を出すことをおすすめします。

絶版の本

現在では出版されていない本や、根強い人気のコミックも、高値が付く可能性があります。これらが大量にある場合、その中から価値のあるものを見つけ出すのは困難であるため、まとめて買取査定に出すと良いでしょう。

ブランド品

ハイブランド品は、数十年前の品であったり、多少の傷や汚れがあったりしても、高値で取引されることもあります。

遺品を高く売るコツ

遺品を売却する際に、高値が付きやすくなる以下2つのコツを紹介します。

• 付属品や箱もできるだけ揃える
• 価値が付きやすい時期に売る

付属品や箱もできるだけ揃える

遺品を売却する場合、付属品がないかチェックしましょう。電化製品やブランド品、酒類は箱がないと大きく減額されてしまうケースがあります。

価値が付きやすい時期に売る

品物によっては、高値が付きやすい旬の時期があります。以下を参考に、価値が上がりやすい時期に売却しましょう。

遺品整理で価値のあるものを見つけた際の注意点

遺品整理で価値が付くものが見つかった場合の、以下2つの注意点を解説します。

• 相続人同士で確認・相談する
• 相続放棄する場合は勝手に処分・売却しない

相続人同士で確認・相談する

高値で売却できるものが見つかった場合は、必ず他の相続人に処分方法を相談しましょう。独断で処分、売却すると、トラブルに発展するおそれがあります。

相続放棄する場合は勝手に処分・売却しない

遺品は法律で財産とされています。そのため、例え一部でも処分したり売却したりすると、相続放棄できなくなります。相続放棄を考えている場合は、遺品には手を触れないようにしましょう。

価値のありそうな遺品は買取り査定の依頼をしてみましょう

遺品整理をしていると、貴金属や骨董品など価値が付くものが見つかることがあります。高値で売却できるものは、独断で処分すると他の相続人とトラブルに発展してしまうおそれがあるので、必ず相談してから買取り査定に出すようにしましょう。