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遺品整理における仏壇の処分方法とは?処分する際の注意点も解説

仏壇

 

遺品の中に仏壇があった場合、取り扱いに迷う人は少なくありません。継承できない場合は、処分する必要がありますが、先祖の魂が込められた仏壇や位牌は、そのまま処分することに抵抗を感じますよね。そこで本記事では、仏壇を正しく処分する方法を解説します。

この記事を読むための時間:3分

仏壇の処分方法

仏壇の主な処分方法には、以下の4つが挙げられます。

 

  • 菩提寺で供養してもらう
  • 仏具店に引き取ってもらう
  • 自治体の粗大ゴミとして廃棄する
  • 遺品整理業者に引き取ってもらう

菩提寺で供養してもらう

先祖のお墓があったり、法要や供養で世話になっていたりする菩提寺がある場合は、仏壇の供養と引き取りをお願いすることができます。檀家として付き合いがない寺院でも、供養や処分を引き受けてもらえる場合もあるので、お寺での供養を希望するのであれば、一度相談してみると良いでしょう。

仏具店に引き取ってもらう

仏具店の多くは、新しい仏壇や仏具を販売するだけでなく、古い仏具の下取りや引き取りも行っています。供養を依頼できる寺院が近くにない場合や、新しい仏壇に買い替えたい場合は、仏具店に問い合わせてみましょう。

自治体の粗大ゴミとして廃棄する

仏壇は粗大ゴミとして処分することができます。処理方法や手数料は各自治体によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

遺品整理業者に引き取ってもらう

仏壇の他にも多量の遺品がある場合は、遺品整理業者への依頼がおすすめです。業者によっては専門知識を持つスタッフが在籍しているので、仏壇を含む遺品整理を行ってもらいたい場合は、遺品の供養サービスも提供している業者を選びましょう。

仏壇を処分する際の注意点

仏壇を処分する際に注意するべきポイントは、以下の6つです。

 

  • 閉眼供養を行う
  • お坊さんに依頼する場合
  • 専門業者に依頼する場合
  • 処分方法について家族・親族と話し合う
  • 仏壇の中に置かれた品を確認する
  • 仏具の処分方法を確認する

 

それぞれ解説していきます。

閉眼供養を行う

仏壇を処分する際は、仏壇に宿っているご先祖の魂を抜く閉眼供養を行いましょう。閉眼供養は「魂抜き」や「お性根抜き」ともいわれ、方法には以下の2つが挙げられます。

 

  • お坊さんに依頼する
  • 専門業者に依頼する

お坊さんに依頼する場合

僧侶と付き合いがあれば、事情を説明して直接供養を依頼できます。寺院や僧侶と付き合いがない場合は、仏壇整理やご供養仕舞いの専門業者に僧侶の手配を依頼しましょう。また、僧侶の紹介を行っているWebサイトから、自身で直接手配を依頼する方法もあります。僧侶に供養を依頼した場合、料金は「お布施」という形で渡すことになります。閉眼供養のお布施の相場は35,000円~50,000円程度です。

専門業者に依頼する場合

専門業者による供養は、以下の流れで行われます。

 

  1. 仏壇の回収
  2. 業者の供養場などで閉眼供養を行う
  3. 仏壇を処分する

 

自身で仏壇を処分するのが難しかったり、依頼できる僧侶が見つからなかったりした場合に、おすすめの方法です。

処分方法について家族・親族と話し合う

仏壇の処分を考えている場合は、必ず家族や親族と話し合ってから処分方法を決めましょう。独断で処分すると、トラブルに発展するおそれがあります。

仏壇の中に置かれた品を確認する

仏壇の中には、ご本尊や位牌、リン、香炉などの仏具の他、先祖の写真や経典、家系図などの大切な書類がしまわれている場合があります。また、貴重品をしまうために、隠し引き出しが備えられた仏壇も珍しくありません。重要な品物を間違って処分してしまわないためにも、仏壇を処分する際は必ず引き出しの中身を確認しましょう。

仏具の処分方法を確認する

遺影や位牌、本尊などの仏具も、処分前に供養を施すべきです。これらの仏具も処分する場合は、仏壇と一緒に供養や引き取りを依頼するなど、処分方法を確認しておきましょう。

仏壇の処分は供養してから行うことが大切です

仏壇にはご先祖の魂が宿っているため、処分する前に供養しましょう。遺品整理業者によっては、仏壇の供養サービスも提供しているので、供養後の仏壇の処分が難しかったり、他にも処分したい遺品が大量にあったりする場合は、業者の利用をおすすめします。

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