遺品整理業者の中には、不正な手段で利益を得ようとする悪徳業者が存在します。しかし、悪徳業者の特徴を知っておけば、リスクを回避することも可能です。そこで本記事では、悪徳業者と優良業者の見分け方を解説します。業者との間で起きたトラブルの事例もお伝えするので、業者選びで後悔したくない方はぜひ最後までご覧ください。

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遺品整理業者の中に悪徳業者は存在する？

全国に20,000社以上存在すると言われている遺品整理業者ですが、中には詐欺まがいの手口で依頼主を騙す悪徳業者も存在します。当然、ほとんどの業者は誠実に遺品整理事業を行っていますが、遺族の心の隙につけ込む悪徳業者が紛れているのも事実です。

遺品整理業者によるトラブル事例5選

遺品整理業者による以下5つのトラブル事例を解説します。

• 強引に契約をさせられた
• 追加請求が高額だった
• 貴重品を盗難された
• 不用品を不法投棄した
• 遺品を粗雑に扱われた

強引に契約をさせられた

業者が見積もりを提示した際に、その場で契約を結ぶよう強要されたという事例も少なくありません。中には「見積もりをしたのでキャンセルはできない」と圧力をかけられたり、怒鳴り声をあげたりするなどの悪質なケースも存在します。特に高齢者や女性が被害の対象となりやすいため、十分注意してください。

追加請求が高額だった

作業が完了してから、高額な料金を請求される事例も多発しています。想像よりも荷物が多かったなどの理由をつけられたり、勝手にオプションが追加されていたりして、初回の見積もり額を大きく超えた金額を提示されます。不当な追加請求は、悪徳業者が多用する手口の1つです。

貴重品を盗難された

遺品整理の作業中に、遺族が目を離した隙を狙って金目の物を盗む事件が発生しています。遺族が事前に把握していた現金や宝石などが作業後に見当たらなくなり、業者に問い合わせてもまともに対応してもらえないケースがほとんどです。遺品整理を依頼する場合は、貴重品をしっかりと管理しておきましょう。

不用品を不法投棄した

本来不用品を処分する際には、適切な手続きや処理を行わなければなりません。しかし悪徳業者は、回収した不用品を山や空き地に不法投棄することがあります。持ち主が特定された場合、遺族にも不法投棄の責任が及ぶ可能性があるため、業者は慎重に選びましょう。

遺品を粗雑に扱われた

大切な遺品を粗雑に扱われるというトラブルも発生しています。思い出の品をぞんざいに扱ったり雑に運搬したりする業者は、依頼主の気持ちを尊重していないことが明らかです。遺品が損傷しなかったとしても、遺族には大きな精神的負担がかかります。

悪徳業者の特徴

悪徳業者の特徴は以下の4点です。

• 見積もりが異常に安い
• 口約束で契約を結ぼうとする
• ホームページの内容が不明瞭
• 接客態度が良くない

見積もりが異常に安い

見積もり金額が相場と比較して異常に安い場合は、悪徳業者の可能性が高いです。安さを売りにして契約を結び、作業後に高額な追加請求を繰り返す手口もあります。見積もり金額が安くてもすぐに飛びつかず、家族や親族に一度相談してみましょう。

口約束で契約を結ぼうとする

書面で契約書や見積書等を発行しない業者には要注意です。信頼できる業者は、契約した内容をしっかりと文書で提示しようとします。その一方で悪徳業者は、証拠を残さないために口約束で進めようとすることが少なくありません。

ホームページの内容が不明瞭

契約前には、必ず業者のホームページを確認しましょう。料金が不明瞭な場合や事務所の連絡先が掲載されていない場合には、形だけのサイトの可能性があるため要注意です。

接客態度が良くない

問い合わせを行った際の接客態度も、業者の良し悪しを判断するための大切な情報となります。質問に対して親切に答えてくれなかったり、対応が無愛想であったりする場合は、信頼に値するとはいえません。悪徳業者ではなかったとしても、関わる中で嫌な思いをする可能性も高いため、避けた方が無難です。

正しい知識を身に付けて、優良業者を選ぼう！

本記事では、業者との間で起きたトラブル事例や、悪徳業者と優良業者の見分け方を紹介しました。遺品整理はただの片付けではなく遺族の気持ちを整理するための大切な作業なので、信頼して任せられる業者を選ぶことが大切です。業者選びに迷った際には、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。